Thursday 31 December 2015

planned and completed activities in 2015

Website of Lab. /www.cryoscience.net/

研究室見学は随時受け付けています。遠慮無く連絡ください。

今後の予定
1/10 2015ランタン大なだれ復興支援シンポジウム@市ヶ谷


学位取得スケジュール for hoshi
1/14 系教員会議にて予備審査の伺い
1/19-2/12 予備審査実施
2/13 系教員会議にて予備審査報告
2/20 審査委員案の提出(主査→事務)
2/20 学位申請(学生→事務)
3/4 教授会にて学位申請
3/9-13 公開審査会
3/20 審査報告の書類提出(主査→事務)
4/1 教授会にて学位審査の投票
Done! Congratulation!


終了した行事
1/12-14 Climate Change Innovation and Resilience for Sustainable Livelihood@Kathmandu, Nepal (cozy)
3/1-6 International Symposium on Glaciology in High-Mountain Asia@Kathmandu, Nepal (cozy, damo, sunal, phuntsho)
4/26-5/1 HEIGEプロジェクト会合@UNESCO本部, Paris, France (cozy)
5/24-28 JPGU@幕張 (cozy, sojiro)
6/22-7/2 IUGG@Prague, Czech Republic (kakka)
7/26-8/2 INQUA@Nagoya, Japan (sunal)
9/13-16 日本雪氷研究大会@松本
10/9-11/9 ランタン災害調査@ネパール

Tuesday 29 December 2015

year end party

仕事が納まらなくて、てんてこ舞いのcozyです。

てんてこ舞いなところに、big newsがっ!!
"っ"がポイントね

しか~し、このbig newsはどのみち皆さんのお耳には入ることと思うので今日のところは

ひ み つ

んでもって、とりあえず先週あった二大イベントのうちの一つ、忘年会のご報告

cozyはどっかに出かけていて知らなかったのですが、

M&Mからお歳暮が届いていたそうです。

 

しかも、ご丁寧なラッピングつきで。



たいへんおいしゅうございました。このブログも弁天のあまりを呑みながら書いてます。



cozyが学生の頃に留学していたネパール人学生が、日本で最もうまかったと言った、「ケンタのチキン」と手巻き寿司が今回のメインディッシュ



すみません、最後に親ばか写真です。


皆さん、よいお年をお迎えください。



Sunday 27 December 2015

no water required

Formation of gullies on Mars by debris flows triggered by CO2 sublimation on Nature Geoscience

ちょっと前に、「水の証拠が!」と騒がれておりましたが、そうでもないよ!って論文が出てました。

いかにも、科学的知見の一進一退ぶりを示すような、展開です。

特に、惑星科学は隔靴掻痒的かつ言ったもん勝ち分野なので、いや、褒めてるつもりなんですけどね、こういう方向性の違うお話しも歓迎されてるんでしょうね、きっと。

cozyなら、このブログエントリのタイトルをNews & Viewsのタイトルにしたい

Planetary science: Mars on dry ice as News & Views


Saturday 26 December 2015

gfortran on mac el capitan

ただいま、絶賛Macへ乗り換え中です。

が、

なぜかグーグル先生の教えてくれた情報だけではうまくいかなかったので、メモ代わりに残しておこう。

最初、"mac fortran"で出てくるこちらこちらのページを参考にして、

1. Xcodeをインストール

2. Xcode Command Line Toolsをインストール
2-1. [Preferences]→[Downloads]では[Command Line Tools]ってのは見つからなかった
2-2. "xcode-select --install"をターミナルで打ってインストールできた。

3. Xcodeのライセンス条項の同意
3-1. "sudo xcodebuild -license"をターミナルへコピペ。ちゃんと"agree"までする。

4. MacPortsをインストール

5. MacPortsでgccをインストール
5-1. ここで躓く。何をやっても command not found


で、"マックでfortran"を検索して出てきたこちらのページにある、

http://gcc.gnu.org/wiki/GFortranBinaries

から、download gfortran 5.2のパッケージをダウンロードして、解凍してダブルクリックしたらあっさりとインストール成功。

detailed instructionsに書いてあるように、Xcodeは必要そうなので、最初からパッケージをダウンロードして、、、ではうまくいかない可能性はある。

う~む、なにやら消化不良だが、これ以上時間もかけたくないし、結果オーライってことで。

Friday 25 December 2015

science scandals

The Most Notorious Science Scandals of 2015 on Gizmodo

なんというランキング、、

1. A Grad Student Faked Data In an Important Gay Marriage Study
 でっち上げ統計結果でScience掲載

2. The American Psychological Association Colluded With the U.S. Government in Justifying Torture
 政府とつるむ学会

3. An ISU Scientist Went to Jail for Fraudulent Research
 HIVワクチンとかでインチキして刑務所送り。税金だけじゃなくて命も関わるからね。

4. Nobel Laureate Tim Hunt Had Some Questionable Things to Say About “Girl” Scientists
 研究室に女子がいると、、テンションが、いや、やめておこう

5. Berkeley Professor Geoff Marcy Was Found Guilty of Sexual Harassment
 なんや、メリケンさんも隠蔽体質あるやん!

6. Coca-Cola Was Accused of Funding its Own Science to Deliberately Mislead the Public
 わかりやすすぎてスキャンダルといえるかどうか、、

7. The Medical Journal of Australia Imploded
 よくやった!
 とか言いつつ、エルゼビア系からまもなく一本論文が出たりして、、

8. Machine Learning Got its First Cheating Scandal
 対マシーンのカンニング発見アルゴリズムとかが開発されるんだろうな~

9. A High-Profile Researcher Fabricated Scientific Results Published in Major Journals
 ScienceとかNatureとかPNASとかに論文出ると濡れ手に粟の研究費がつくって聞いてるんですが、来年度既に赤字になってるウチは何なんでしょうか?

10. A British Paper Suggested an All-Female Archaeology Team Was a “Publicity Stunt”
 うむむ、、

11. A Major Publisher Retracted 43 Papers
 新興国からの論文の査読は確かに消耗する。けど、編集者として担当するのはもっと疲弊する。
 だってちゃんと直してこないんだもん!なめとんのか!コラ!

12. An Accounting Prof Had 32 Retractions
 うぉすげー!と思ったら、上には上が、、

最後の取り下げの記事のリンク先にあるのが「論文取り下げランキング」!!

日本人が活躍しているようで、なによりです。
oboちゃんもまだまだだな

と思ったら、、失礼!2014年のダントツトップ扱いでした。しかもSAGA扱い!

生命系の有名な先生が「科学への信頼が揺らいだ!」とか言ってますが、ほとんどがあんたらの業界やんけ!おかげで変な倫理e-learningテストとか受けさせられる全研究業界にまずは謝らんかい!

Thursday 24 December 2015

no camera shake

今、ランタンで撮ってきたデータの解析をゴリゴリと進めていますが、これがまた時間がかかります。

いろいろ位置情報を与えて、最終プロダクトを作るために、"ultra high"なんて選択したら、20時間経っても82%しか処理が進んでいません。冬休み前に最後まで終わるのだろうか、、
赤字上等でこれの最上位機種まで導入したのに

とはいえ、位置情報を与えて計算を開始してしまえばゴリゴリ仕事をするのはPCなので、フラフラとネットパトロールに出かけたりして見つけたのがこちら、、
別の論文かけよ!

First-Person Hyperlapse Video



具体的にどういう風に処理されているかの動画もあります。



コンセプトとしては、今処理しているStructure from Motionと同じような仕組みなんでしょうが、これをビデオでやってしまうのがすごい。

画像が荒いから大量に処理できるんでしょうね。でも、将来的には4K画質でできちゃったりするようになるんでしょうか。

いやはや、恐れ入ります。

Wednesday 23 December 2015

american interpretation

どこをどう解釈すると日本の「ゆるキャラ」





こうなるのだ??




Tuesday 22 December 2015

one stormy night

いつまで続くのでしょうか、この関係、、、、




まんま、こちらの絵本のよう、、


link to amazon


英語版も出てるのね


link to amazon

禁断の恋が泣けるんですよねぇ、、、

Monday 21 December 2015

japanese wall

先々週は北海道はニセコにて、雪崩の研究会がありました。



back image designed by reicorin

シンポジウムに登壇&司会したお方が雪の話題に全く触れず、そこそこの額(聞いちゃったけど、さすがに書くのは控えます)もらってるくせにえらいテキトー&ぼったくりだなぁ

と思ったりなんかしたわけですが、まぁそれ自体はどうでもいいことで、、、


cozyはワークショップの後半でランタンの調査結果の速報を紹介させてもらいました。

んで、その晩の呑み会で、チリの雪崩ハザードマップのことをやっていたお兄さんが、

「で、ランタンの話はどこに投稿するつもりなの?」

と聞いてきたので、

「まぁ、オープンアクセスでみんなに見てもらいたいから、NHESSかなぁ」

と答えたら、えらい微妙な顔してたので、どうしたの?と思っていたら、お隣にいたnさんが、

「いやね、この前彼の論文をリジェクトしちゃったんだよねぇ。今日話したくらい中身があれば良かったのに、投稿してたやつは中身が薄かったし」

と、ちょっとうれしそうにご本人の前で話してくれました。若いし、本数稼ぐために出し惜しみしたのかもしれませんが、翌日検索してみたら、nさん一応匿名で査読してるじゃないですか。なのにご本人の前でぺらぺらとあんなこといっちゃって。。。
言葉わからなくても、勘がいい人ならわかっちゃうんじゃないかなぁ、、業界狭そうだし、

日本語の障壁って、すごいなぁって思った次第です。

Sunday 20 December 2015

wukong

cozyは2chまとめサイトの巡回が解析の合間の息抜きだったりするのですが、あっ、いっちゃった、

あまり話題になってないですね、これ

中国、ダークマターの直接検出に挑む探査衛星「悟空」を打ち上げ



2chの皆さんが好きそうな話題だと思うんだけどなぁ。。。


それにしても、ダークマターの候補物質、「ニュートラリーノ」って、なんでもう少し区別しやすい名前をつけなかったんだろうか、、、


Saturday 19 December 2015

ditzy ludwig

この日(12/17)はプレスリリースやら取材やらで忙しく、遊ぶ暇がありませんでしたが、



さすがグーグル先生、萌えをわかっとる


Friday 18 December 2015

on the evening front page

母国の防災に研究で貢献 名大に留学のネパール人2人 on 中日新聞

本日(12/18)の夕刊に載ったようです。
すみません定期購読はしてますが、夕刊はとってません



ネパール人の二人に焦点を当ててもらって、良いストーリーに仕上がってますね。

ありがたい。

no matter if no snow

英語の使い方あってるかしら?

COP21?地球温暖化?CO2?そんなのかんけぇねぇ~

と一昔前の芸人さんの決めぜりふが聞こえてきそうです。



会社はそんなつもりで作ってないと思いますけどね。

それにしてもどうやって撮ったのかなぁ~ すごい




これ思い出しちゃった。







Thursday 17 December 2015

nepal quake landslides

Nepal quake landslides 'could have been far worse' on BBC

論文ではランタンも大きく取り上げられています。



少しでも皆の目がここに向いて、復興の助けになればよいのですが。。

science paper online

Embargo = 報道規制、が今朝午前二時に解禁されたのでようやくご紹介できます。

ゴルカ地震で引き起こされた、地すべりなどの自然災害を九カ国50人余りの「ボランティアグループ」によって解析したお話しが、Scienceに載りました。

Kargel JS, Leonard GJ, Shugar DH, Haritashya UK, Bevington A, Fielding EJ, Fujita K, Geertsema M, Miles ES, Steiner J, Anderson E, Bajracharya S, Bawden GW, Breashears DF, Byers A, Collins B, Dhital MR, Donnellan A, Evans TL, Geai ML, Glasscoe MT, Green D, Gurung DR, Heijenk R, Hilborn A, Hudnut K, Huyck C, Immerzeel WW, Jian LM, Jibson R, Kääb A, Khanal NR, Kirschbaum D, Kraaijenbrink PDA, Lamsal D, Liu SY, Lv MY, McKinney D, Nahirnick NK, Nan ZT, Ojha S, Olsenholler J, Painter TH, Pleasants M, Pratima KC, Qi Y, Raup BH, Regmi D, Rounce DR, Sakai A, Shangguan DH, Shea JM, Shrestha AB, Shukla A, Stumm D, van der Kooij M, Voss K, Wang X, Weihs B, Wolfe D, Wu LZ, Yao XJ, Yoder MR, Young N
Geomorphic and geologic controls of geohazards induced by Nepal's 2015 Gorkha earthquake.
Science, doi:10.1126/science.aac8353, 2015

それにしてもスゴイ著者数だ

ち な み に

KargelからHaritashyaまでの4人が中心的にデータ解析と論文執筆を進めました。

cozyを含む、BevingtonからGeertsemaまでが、各地域の責任者としてデータをとりまとめ

MilesとSteinerは査読コメントが戻ってきた後の論文改訂にだいぶ貢献してました。

あとのたくさんは、ウチの三人を除くと正直、何してたかは知らないです。


名大雪氷の四人は、Cho Oyu と Everest AOI (Area of Interest)から、800以上の地すべりを抽出しました。最初の三週間で600近い地すべりを報告したら、かなり驚かれたので、ウチのチームの貢献はかなりあると自負しています。どういう手順、基準で地すべりを同定するか、なんかもほぼウチが決めたようなものです。

あと、cozyは氷河湖のインベントリも持っていたので、個人的な興味で「決壊洪水が発生していない」ことを確認しました。


・・・・


査読コメントは書き出しこそ、

すばらしい!研究コミュニティによる社会貢献のエクセレントな例だ!

とべた褒めでしたが、それに続く

However,,,

以下はケチョンケチョンで辛辣極まりありませんでした。絶望的な気分になりましたよ、ハイ。この時点で普通の雑誌ならまず間違いなくリジェクトだったでしょうが、紆余曲折の後、何とか形になりました。
cozyは今回のボスと編集部の間にはなんかあるんじゃないかとにらんでますが


論文にも書いてますが、今回のはあくまで基礎的資料の提供です。復興にどう研究コミュニティが貢献できるか、はこれからやらねばいけません。


・・・・ 追記

知人のサイエンスライターの援護射撃的紹介記事がNatureに載ってます。

ICIMODのプレスリリースはこちら

two degree questioned

A scientific critique of the two-degree climate change target on Nature Geoscience

こりゃまた懐疑派の方々の食い付きが良さそうな話ですねぇ



Wednesday 16 December 2015

dna computing

A DNA-based system for selecting and displaying the combined result of two input variables on Nature Communications




なんかもう、そんなことしちゃっていいの?って感じですね、cozy的には。

Tuesday 15 December 2015

nepal blockade

Nepal blockade: Six ways it affects the country on BBC



インド政府は「わしらは何もしとらんし」としらばっくれておりますが、被災国を締め上げるこのやり方は非難に値しますよね。

なんかいろいろインドに売り込んでるから及び腰なんでしょうが、言うべきことは言う、ってのがモットーなんじゃ無いんですか?我らがPMさん?

あと、マスコミの皆さんにおかれましては、「弱きを助ける報道」、よろしくお願いします。

Saturday 12 December 2015

glacier appli

氷河質量収支のデータがスマホやタブレットで見られるアプリが登場!
正直、どこに需要があるかわかりませんが、COP21にあわせたんでしょうね。

発行元のWGMS(世界氷河監視サービス)からのプレス発表資料

iOS: https://itunes.apple.com/us/app/wgms-glacier/id1055588979?mt=8
Android: https://play.google.com/store/apps/details?id=ch.wgms.glacierapp



ちゃんとはまぐり雪も登録されてます!
写真のクレジットがちゃんとしてないので、連絡しておこう。

立カルのfukuさん!他の立山の氷河を登録できるよう頑張って!


Thursday 10 December 2015

paper than money

Journal Impact Factor Shapes Scientists’ Reward Signal in the Prospect of Publication on Plos One

やっぱり、受理とか、出版されるとうれしいもんね。

札束で成果が出ると思ったら大間違い

あっ、研究するのには札束必要なんですけどね。
それにしても札束足りないなぁ

Wednesday 9 December 2015

one paper published

昨年のグリーンランド掘削の速報です。まとめてくれたmatoさんthx

Matoba et al. (2015) Glaciological and meteorological observations at the SIGMA-D site, northwestern Greenland Ice Sheet. Bulletin of Glaciological Research, 33, 7-14.
link to J-Stage
doiがまだ反映されてないみたいなのでJ-Stageへ直接リンク

楽しませてもらった分、cozyも2つほど片付けねばならない宿題が。。。

Sunday 6 December 2015

science community untrusted

温室効果ガス削減目標値知る人1割足らず in mynavi news

いろいろホームページとかに書いていても、訪問してくる学生さんとかほとんど読んでないみたいなので、この記事自体はまぁ、そんなもんかな、と思いましたが、最後の方の一文が、、、

「環境問題や原発、放射線の問題などについて、信頼できる情報源」を聞いた質問に対する答えで一番多かったのは「ジャーナリスト・評論家」で40%強。大学や研究機関の研究者・学者は、30%に達せず、国や国の外郭団体、環境保護団体よりも信頼度は低いという結果になっている。

福島の事故の際の振る舞いが原因なのでしょうか?失った信頼はそう簡単には取り戻せないでしょうね。

Saturday 5 December 2015

drone for agriculter

cozyはまだ手のひらサイズのマルチコプターしか飛ばしてないのに、世の中がどんどん先にいってしまってます。



お値段1万5千ドルだそうです。

Friday 4 December 2015

point cloud modeling

首都高速道路、MMS点群から橋梁などの3Dモデルを自動生成することに成功 in mynavi news




プレスリリース by 首都高速道路

これって、今処理しているランタンのデータと同じじゃないのかなぁ??

どの部分が世界初ってのがわからないけど、まぁ流行ってるよね。

Thursday 3 December 2015

ping pong machine

オムロンの卓球ロボット、募集していた名前が決定



おぉ、こりゃすごい


最近UAVづいてるcozyとしては、↓みたいなのなかなか。。。





んがしかし、究極はやはりこちらのお方でしょう (笑





Wednesday 2 December 2015

serac fall in mt. cook

Serac Fall in Mt Cook, New Zealand



これはすごい。すごいが、ランタンはもっとすごかったのだろう。。。

Tuesday 1 December 2015

one paper published

Tshering P, Fujita K (2016) First in situ record of decadal glacier mass balance (2003-2014) from the Bhutan Himalayas. Annals of Glaciology, 57(71), 289-294. doi:10.3189/2016AoG71A036



Good Job, Phuntsho!